靴を買う時に思い出してほしいこと

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はい！こんにちは！

TED尾崎です。

今日は厳選屋もリーガル岡崎店も

お休みです。

この２日間ほど

珍しくリーガルに立っていましたが

やっぱり体を動かすところが違う

のですかね～

腰が痛くなりました…

ちょっと今日は養生したいと思います。

溜まっていた事務仕事もしたいし。

明日も厳選屋はお休みして

私はリーガルに立つ予定です。

たまにリーガルに立つと

ちゃんとした靴は長持ちするし

何より体にも良いということを

理解されているお客様が多くて

心強く思います。

軽いのや柔らかい靴は

まあそれはそれで大事ですが

ただなんでも軽ければ良い

柔らかければ良いというものでもなく

例えばただ軽くても

前後の重量バランスが悪かったり

ヒールの高さが

木型とあっていなかったりしたら

変に疲れやすくなるし

そもそも軽いというのは

ぎりぎりまでのパーツの削減や

パーツの軽量化の結果など

そもそも耐久性とのトレードオフの

関係にあるわけで。

さらに柔らかい靴というのも

ただ柔らかいだけの靴というのは

歩くたびに靴の中で足が変形する

ということになるので

これも足の病気の原因になる

可能性があるわけです。

長い目で見たら

やはりよろしくなかったりします

別に技術的に柔らかい靴というのは

作るのが難しいというわけではなく

単価の安い薄い革を使って

裏革（ライニング）を貼らずに

ぎりぎりまで薄くすることは

いくらでも可能だし柔らかくできます。

なんならそのほうが

素材を使わないのでコストは安くできる

のです。

ただし足への影響は

ある程度しっかりした腰のある革で

きちんとライニングを貼っている靴

のほうが断然良いはずです。

リーガルは

前身の日本製靴の時代

１５０年掛けての靴作りの歴史から

経験的にそういう靴が

結果的に体に良いということを

学んできました。

それがリーガルの良さなのです。

でもリーガルは口下手だから

そういうことを宣伝しないんですよね。

言ったところで旧時代の靴作り

と思われるかもしれませんしね。

なにしろリーガルの工場には

最新の機械と並んで

未だに大正時代の製靴機械が

準現役として置かれているのですから。

正直言って

今のリーガルの製靴方法は

廃れかけています。

安く簡単に大量に作れて

でも耐久性は二の次で

見かけの足当たりの良さはあっても

半年で壊れる靴が

さらに広がっていくでしょう。

そしてきちんと長い目で足のことを考えて

素材と時間と手間をかけて作られる靴が

いずれ作られなくなり

ロストテクノロジー

となって二度と履けなくなるかも

しれないのです。

靴を買う時に思い出してください。

１万円の靴と３万円の靴とでは

ぜんぜん違うのです。

そこにはちゃんと理由があるのです。

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