はい!こんにちは!
TED尾崎です。
昨日は商工会議所へ
今後のある経営方針について
相談に伺いました。
ちょっと動きが遅いかもですが
徐々に新しい話が進んでいます。
いよいよモノの価値が
わからなくなってきたなあ
と思う記事がありました。
なんだかいつのまにか
ユニクロが高いと言われる時代に
なってきました。
思えば私達の世代にとって
ユニクロは安かろう悪かろうの代名詞
だったものでしたが
そのうちに
ユニクロでいいじゃん
になって
ユニクロがいいじゃん
になって
我が世の春を謳歌して
ついに
ユニクロ高いしオヤジ向けだよね
になってしまったのですね。
なんというか
一級河川の流れを
源流の川上から
海に注ぐ川下まで見てきた
みたいな感慨深さです。
いや、ここから
ユニクロさんのことですから
第2章の奔流が始まる
のかもしれませんし
そのための布石として
GUなどを用意していた
わけでしょうから
この先も
まだまだわかりませんけど
いずれにせよ
「ユニクロが高い」という言葉は
ネットじゃ衝撃を持って
受け止められているようで
日本人の実質収入の低下を
実感させられている
という感じです。
何年か前に
多くの専門家が
ユニクロは価格の割に物は良い
とマスコミやネットで言い出してから
だんだんとユニクロを着ることに
抵抗がなくなっていき
多くの人に受け入れられるようになってから
なにかが変わったと思うのです。
服に対するハードルが下がった
というか
言い方を変えれば
価値観が変わったというか。
先日も19時頃からのゴールデン帯で
ユニクロのこれがいい
あれがいいみたいな
番組が放送されていたので
ちょっとだけ見てみましたが
あんな番組が流されていたら
ゴールデンに地上波テレビを見る層の
心をワシ掴みだし
それは買いに行きますわという
構成になっていました。
そういうことを繰り返した結果
比較的流行に敏感な若者からは
避けられるという
状況になっていったのではないかと
以前は安かろう悪かろうで
避けられたのが
今は幅広い年代で
みんなが着ちゃっているから
避けられている
というか
誤解を恐れずに言えば
安かろう悪かろうを脱却して
身近なおしゃれブランドとして
打ち出しているユニクロにとって
あまり着てほしくないお客様の
大量流入の結果が今なわけで
マスを追求した結果の
当然の帰結というか
ユニクロが本当に高いのかというと
厳密に他社と比較すれば
さほど高くはないけど
若い人たちにとってはもはや
興味がないから「高く」感じている
んじゃないかなあと思います。
でもいまどうなんでしょうね。
昔はユニクロは
週末になると安いから
平日は絶対買うな
と言われていました。
そういう価格のダブルスタンダード性が
嫌であまり行かなかったんですけど
(週末は行けないので)
今は違うのかな?
僕が危惧しているのは
服のハードルが下がって
ユニクロでも高い
という人たちが増えて
本当に良いものを作る会社が
どんどんなくなって
良いものを知る機会や
着る機会が永遠に失われる
ことです。
靴でもそうで
見た目が同じでも
ぜんぜん価格で中身が違うのですが
それを理解する人が
減っていくということが一番の
問題な気がします。
良いものを知らなければ
良いものが社会から消えていく
そして
ロストテクノロジーになっていくわけで
先日もリーガルの国内工場が
一つ閉鎖になることが決まりました。
そこで作っていた靴は
もう二度と作れなくなります。
安い靴は簡単に作れて
大量生産できるから
安く売ることができるのですが
作るのに手間がかかる靴は
中身がぜんぜん別物です。
作る人達がいなくなったら
終わりなのです。
実はけっこうこれ
ホラーでリアルな話です。
良いものはなぜ良いものなのか
という理由を知るために
良いものを買うというのは
世の中に必要なことではないかと
思うのです。
なんというか
若い人たちには
消えて無くなる前に
ユニクロよりも下ではなく
その上も知ってもらいたい
と思う今日このごろなのです。
ちょっと今日は
とりとめのない話でした。
では、また明日!
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