事務所ひきこもり生活5日目

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はい！こんにちは！

ちょいモテおやじの厳選屋の

TED尾崎です。

ちょいモテおやじとは

「この人の話を聴きたい」

「この人と話をしたい」

と思われるような中年のことです。

本日はリーガルシューズ岡崎店

は営業しております！

昨日はノンフィクション小説とも言っても良い

「無私の日本人」を読みまして

この本には3篇の短編小説が収録

されているのですが

そのうちの一遍「穀田屋十三郎」は

「殿、利息でござる！」という

映画にもなりました。

映画自体はかなりコメディタッチなので

おちゃらけた話のように見えますが

実はその内容は

かなり良質な「志を貫く」話です。

仙台藩の宿場町がお上の負担に耐えられず

このままでは町が消える

ことを心配した商人たちが

全財産をはたいて家族も身売りする覚悟で

周りを巻き込んでお金を集め

そのお金を藩に貸し出すことで

利息を町の運営費に充てて街を救う

というとんでもないことを考えて

ついには実現したという話ですが

まさに「無私」なんですよ。

自分のことなんかこれっぽっちも

考えていないで突き進んでいる。

そしてその想いを見て

協力してくれる人がいる

これが実話であったというのがすごい話で

当時の硬直した社会制度を考えると

まさに微細な針の穴を通すレベルの

奇跡的な話です。

さらにこの人たちのすごいところは

この町を救う事業を成し遂げたことで

英雄視されることを良しとせずに

今後一切自慢しないでいこう

ということで

どんなにもてはやされても

「今後生涯上座に座らない」

と全員で起請文を起こしたこと

そして家訓として子孫には

「先祖のことは一切自慢してはならん」

と残していることです。

すがすがしいくらいに気持ち良い話ですので

詳細は映画なり原作なりを

見ていただければよいのですが、

本の中で取り上げられているあとの2人

「中根東里」、「大田垣蓮月」

の話は読んでいなかったな～と思って

この機会だから読みました。

中根東里は江戸時代の屈指の

詩文の才能を持った

陽明学者でもある人物で

のちの人から稀有な天才とまで

評されたものの

それだけの才能がありながら

一切の栄達や金銭には目もくれず

極貧の中で人に与えることを

喜びとし続けた人物です。

大田垣蓮月は

ものすごい美人ながら

数奇な運命をたどって尼僧になり

やがて焼物をはじめて

「蓮月焼」として名が残っています。

この人も清貧の中で人に与えることを

無上の喜びとした人で

蓮月焼きには偽物も多く出回り

その偽物作りの人が来た時に

責めるどころか

「わたしの贋作で人が食べられるのなら」

とかえって喜び

自ら贋作に自詠和歌を刻み

時には自作の本物を

参考までにと贋作業者に無料で与えて売らせた

という人物。

たまにはこういう本を読まないと

自分はどこにいるのか見失いそうになります。

コロナきっかけで読めてよかった。

そんな感じで昨日は本を読んでいたら

なにやら仕事関係の電話やメールが

何件かあって

なかなかコロナ療養をしずらい

空気になってきたりしています。

うーん。

仕事を忘れるのも2日間までか～…

というわけで今朝は

原稿のチェックと

午後は書類作成をすることになりそうな

ひきこもり生活5日目です。

ちなみに昨日の最高体温は36.7度でした！

食べ物の味はほとんどしません(^^;)

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