靴は愛情を持って育てるもの

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はい！こんにちは！

TED尾崎です。

ハッピーバースデー自分！

（ちょっと言ってみたかった）

先日

私よりもちょっと上の世代の人と

話をしていて

その方は30年間同じリーガルを

修理して履いているような方ですが

「こんなに長持ちするのなら

儲からないんじゃないの？」

「新しい靴がうちにありすぎて

買う余地がもうないよ」

と笑いながら話してくださいました。

ちょっと私にとって笑えないというか

ひきつるような話ではありますが

事実、そうでして

その時履いていた

３０年たってもピンピンしている

リーガルを見てみると

それもいいんじゃないかと

思ったりするわけです。

通常の場合

１回購入後に

次のリピートまで

年単位でかかるので

ご指摘のように

堅牢な靴というのは儲からない

アイテムではあるのです。

でもそれがお客様の

最善の選択の

役に立っているのなら

私達が販売している意味

があるわけで

いまからリーガルの

クオリティを下げて

「１年以内で壊れる可能性が

ありますけど１万５千円です」

と言われてもお客様の

求める靴にならないと思うのです。

もちろん選択肢として

「リーガルジュニア」とかの

別ブランドで

そういう靴はあっても良い

かもしませんけど

リーガルはリーガルであってほしい

とは思います。

我々の世代には昔

「ソニータイマー」

なる言葉があって

ソニー製品は

保証期限が過ぎて

少ししたら壊れる

ソニー独自の

ソニータイマーがある

とよく揶揄されていました。

実際には

私の持っていたソニー製品は

そんなこともなくて

何年も持ってくれたんですけど

他のメーカーより壊れやすい

戦略的にそうしている

などとよく言われていました。

今はどうかはわかりませんけど。

靴には保証期限も保証書もなくて

実際、一日にどれくらい歩くのか

どんな天候の中で歩くのか

手入れは適切に行うのか

によって全然変わってしまうので

保証のしようもないから

仕方がないんですけど

底材を縫い付けている製法なら

手入れ次第では１０年は

持ってくれます。

ただ、その場合は

「愛情を持って接する」

という条件が付きます。

どんな靴でも毎日酷使したら

１年でも壊れるときは壊れます。

僕は良い靴を丁寧に

長く履くというスタイルを

オススメします。

そりゃ、そんなことを言っていたら

うちの店は売れなくなりますけど

長い目で見て

お客様のためになるのは

そういう買い方ですから。

（こんなこと言っているから

儲からないのかもしれない(^_^;)）

その考え方に

賛同される方は

ぜひ当店にきてくださいね！

ではまた明日！

TED